「IT導入補助金でホームページを作りたい」というご相談は非常に多くいただきます。しかし結論から言うと、2026年から「デジタル化・AI導入補助金」と名称変更された本制度では、単純なコーポレートサイト制作は補助対象外です。本制度は「業務プロセスを改善するITツール」の導入を支援する制度であり、EC・予約・CRMなど業務改革を伴うシステム導入こそが本来の活用領域です。本記事では、何が対象で何が対象外なのか、そして本補助金を最大限活用してWeb・マーケティング投資を実現する方法を解説します。
デジタル化・AI導入補助金2026の概要
2025年まで「IT導入補助金」と呼ばれてきた制度は、2026年から「デジタル化・AI導入補助金」へ名称変更されました。中小企業・小規模事業者の生産性向上を目的に、登録ITツールの導入を支援する国の制度です。
| 項目 | 通常枠 | インボイス枠 |
|---|---|---|
| 上限額 | 450万円 | 350万円 |
| 補助率 | 1/2(要件達成で2/3) | 2/3〜4/5 |
| 対象 | 業務効率化目的のITツール | インボイス対応会計ソフト等 |
| 申請期限 | 2026年3月30日〜5月12日(1次) | 通年複数回 |
Web・マーケティング投資のうち、何が対象になる?
ここが最大のポイントです。本補助金は「登録ITベンダー・登録ITツール」を導入する場合のみ対象となり、制作会社による独自のデザイン・コーディング・CMS構築といった一般的なホームページ制作費・SEO対策費・SNS運用費などは対象外です。一方で、業務改革を伴うITシステムの導入は積極的に支援されます。
対象外になるケース(典型例)
・コーポレートサイトの新規制作 ・ブランディングサイトのリニューアル ・採用サイトの構築 ・WordPress等のCMS構築費(独自開発の場合) ・SEO対策費・コンテンツ制作費 ・SNS運用代行費・Web広告運用費
対象になり得るケース:業務プロセス改革を伴うシステム導入
業務プロセスを改善するシステム機能の導入こそが本補助金の本来の活用領域です。具体的には以下のようなケースが対象になり得ます。
- ECサイト構築(登録ITツールのECシステム利用:Shopify・BASE等)
- 予約システム導入(飲食・宿泊・サロン向けの登録ITツール予約システム)
- 在庫管理・受発注システムを組み込んだBtoBサイト
- 顧客管理(CRM)・営業支援(SFA)と連動した会員制サイト
- BtoB向け見積もり・受発注ポータル
- AI活用ツール(チャットボット・データ分析基盤等)
ただしこの場合も、補助対象になるのは「ITツール部分(システム機能)」のみで、サイトのデザイン費や独自実装の制作費は含まれない点に注意が必要です。デザイン・コンテンツ整備は自己負担、もしくは他補助金との組み合わせで対応するのが一般的です。
申請の流れ
- 01.登録IT事業者を選定(公式サイトで検索可能)
- 02.登録ITツールを選定(自社の課題に合致するもの)
- 03.IT導入支援事業者と共同で申請書類を作成
- 04.電子申請(gBizID必須)
- 05.採択・交付決定後、ITツール導入を開始
- 06.事業完了報告→補助金支払い
申請の注意点
1. gBizIDプライムの取得が必要
申請には「gBizIDプライム」が必要です。取得には2〜3週間かかる場合があるため、公募開始前に準備しておくことが推奨されます。
2. 通常枠とインボイス枠は併用不可
同一年度で通常枠とインボイス枠の同時申請はできません。事前にどちらが自社のニーズに合うかを判断する必要があります。
3. 賃上げ要件が補助率に影響
通常枠で補助率2/3を受けるには、賃上げ要件の達成・宣言が必要です。実現可能性をふまえた事業計画を立てましょう。
サイト制作・SEO・SNSが目的なら別の補助金を検討
純粋なコーポレートサイト制作・採用サイト・ブランディングサイト・SEO対策・SNS運用・Web広告の費用を補助したい場合は、「小規模事業者持続化補助金」の方が適しています。こちらはこれらの費用が「ウェブサイト関連費」として幅広く対象になります。新規事業・大規模投資なら「中小企業新事業進出補助金」も視野に入ります。
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デジタル化・AI導入補助金におすすめの当社サービス
本補助金は「業務プロセス改善を伴うITツール導入」が対象です。信州マーケティングでは、補助金の要件を満たすシステム構築と、その後の集客・運用までをワンストップで支援します。
Web制作(EC・予約・業務システム構築)
- ECサイト構築(登録ITツールを活用したShopify・BASE等の導入)
- 予約システム導入(飲食・宿泊・サロン業向けの予約管理)
- 顧客管理(CRM)と連動した会員制サイト
- 在庫管理・受発注システムを組み込んだBtoBサイト
Webマーケティング(システム導入後の集客運用)
ECや予約システムを導入しても、流入がなければ売上にはつながりません。SEO対策・Google広告運用・MEO対策で、導入後の集客までを一気通貫で支援します。「補助金で作って終わり」ではなく、投資を回収するための運用伴走が当社の強みです。
「ECサイトを補助金で構築したい」「予約システムを導入したい」といったご相談は、お問い合わせフォームよりお気軽にどうぞ。長野県内の事業者様には、要件確認から申請サポート、システム導入・集客運用まで一気通貫で対応いたします。
本記事は2026年5月時点の公開情報をもとに作成しています。補助金制度は公募回ごとに条件・補助率・申請期限が変更される可能性があります。実際の申請にあたっては、必ず各補助金の公式サイトおよび最新の公募要領をご確認ください。





